世界的な金融市場の混乱、深刻で長引く公算=米財務長官
[東京 9日 ロイター] ポールソン米財務長官は9日、世界経済は長引く金融市場の混乱に直面していると指摘したが、米経済がリセッション(景気後退)に陥ることはない、との見解を示した。
7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)閉幕後に公表されたメモで明らかになった。
長官は「現在の金融市場の混乱は深刻で持続的だ」と指摘。「金融市場が、ストレス局面から回復にするに伴い、リスク再評価が行われボラティリティが続くことを予想すべきだ」と述べた。
米経済が2008年も成長を続けるとの見通しを示したが、その見通しはリスクに直面しており、財政出動が不可欠になっていると認めた。
「住宅市場の調整、エネルギー価格高、資本市場の混乱が合わさって、目先の成長の重しになっている」とし、来日直前に上下両院議会を通過した景気対策法案が不可欠な助けとの認識を示した。
「短期的な下方リスクを考えると、明らかにわれわれには行動が必要だ」と述べた。
また、ポールソン長官は、G7閉幕後の会見で、他の国々に米国と同様な景気支援に向けた財政出動策の策定を要請しようとしているわけでない、と述べた。
「各国にはそれぞれの経済状況があり、それに注目する必要がある」と述べた。
長官は、わずか18時間の日本滞在でワシントンに戻る。
© Thomson Reuters 2008 All rights reserved.
















