ここ数カ月で実質金融緩和度合い増しているとは言えず=福井日銀総裁

2008年 02月 15日 18:14 JST
 
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 [東京 15日 ロイター] 福井俊彦日銀総裁は15日、金融政策決定会合後の会見で、最近の原材料高などに伴う物価上昇のもとで、政策金利水準を据え置いても物価上昇により実質金利水準が低下して金融緩和効果が出るのではないかとの見方に対して、企業の実質収益率を勘案すれば、ここ数カ月で実質的に緩和度合いが増したとは言えない、との見解を示した。

 ただ、いずれにしても金融緩和的な状況は長期にわたり続いてきていると述べた。物価上昇に伴う経済への影響には景気押し下げ効果とインフレ圧力の両面があるものの、日本ではインフレ圧力は相対的に小さいと述べた。

 景気の前向き循環メカニズムに関しては、基本的に維持されているが、足元ではやや弱まっているとして、海外経済や国際金融資本市場の不確実性が当初予想より高まっていることもあり、いわゆるデカップリング論が当然の前提だと考えることは甘すぎる、との見方を示した。

 
 
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