次期日銀総裁人事は週内にも政府案提示へ、武藤氏を軸に最終調整

2008年 02月 18日 10:13 JST
 

 [東京 18日 ロイター]  政府は3月19日に任期満了を迎える福井俊彦日銀総裁の後任人事で、今週内にも人事案を国会に提示する方向で最終調整に入った。新総裁には、武藤敏郎副総裁(元財務次官)を充てる案を軸に調整が進むとみられている。

 ただ、民主党内の意見が分裂し、武藤新総裁に同意しないような情勢になった場合は、別の候補者を選び直す余地も残されている。

 複数の関係筋によると、政府・与党は新総裁の候補として、武藤氏の昇格を基本に準備を進めている。財政と金融の分離などを前提に武藤氏に難色を示す勢力が民主党内にあるため、民主党内の議論の展開を政府・与党は見守ってきたが、候補者の所信聴取のあり方など手続き面について、与野党国会対策委員会幹部を通じた調整も順調に進んでいることから、今週内をメドに政府案を提示する環境が整いつつあると政府・与党サイドはみている。

 武藤新総裁候補のほか、2人の副総裁にのうち、1人は日銀元理事の白川方明・京大教授が有力候補として浮上しているほか、民間有識者などを充てる方向で検討中と見られる。

 ただ、民主党内には、依然として武藤氏に難色を示す意見が存在している。民主党は19日に小沢一郎代表、菅直人代表代行、鳩山由起夫幹事長ら幹部が協議して対応を協議するという。

 18日には、自民・民主の国対委員長会談が開催される。今後は民主党内の意見集約の行方が焦点になる。

 (ロイター日本語ニュース 伊藤 純夫記者 吉川 裕子編集委員;編集 田巻 一彦)

 
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