ロイター企業調査:08年度設備投資計画は前年より慎重姿勢
[東京 18日 ロイター] 「ロイター短観調査」と同時にロイターが大企業400社を対象に実施した「2月ロイター企業調査」によると、2008年度の設備投資計画は07年度比「横ばい」との回答が約5割と最も多く、07年度よりも設備投資に対し、企業が慎重な姿勢になっている姿が確認された。
08年の世界経済の成長率見通しも、プラス3.3%とした世界銀行の見通しを下回るとの回答が過半数となった。08年春闘での大手企業の平均賃上げ率は、07年実績に届かないとの見通しが全体の6割超となった。今回の調査期間は1月28日─2月13日。
<08年度設備投資計画、当初計画ベースでは07年度より保守的>
米国で景気後退懸念が高まっていることを受けて、08年度の設備投資の見通しをについて聞いたところ、2007年度比「横ばい」との回答が全体の48%と最も多く、「プラス」が34%、「マイナス」が18%だった。07年2月に実施した07年度設備投資計画に対する聞き取り調査結果と比べると、企業の設備投資に対する姿勢が慎重化していることが読み取れる。07年2月調査では「プラス」が43%、「横ばい」が40%、「マイナス」が17%だった。
「マイナス」と回答した企業をみると、製造業が21%だったのに対し非製造業は14%となり、製造業が設備投資により消極的となっている。企業からは「先行きが不透明であるため、積極的な設備投資は難しい。しばらく様子見で進める」(機械)、「先行きが不透明なため、投資案件も、堅い投資案件のみが選ばれるのではないかと考えている」(電機)など慎重なコメントが目立ったが、「海外では量拡大に対応した投資、国内では戦略的投資があり、高水準が当面継続する見込み」(輸送用機器)、「戦略製品の市場への積極投入を予定している」(電機)など前向きな見通しも出ている。
同時に08年度の経常利益見通しを聞いたところ、「07年度と同程度」との予想が全体の43%と最も多く、「07年度よりも増益」が36%、「07年度よりも減益」が20%だった。
今後、米経済悪化の影響を受けるとみられる世界経済について、08年の成長率が世銀の見通し(プラス3.3%程度)に比べてどうなるか質問したところ、「プラス3.3%を下回る」との見通しが全体の56%と最も多く、「プラス3.3%を上回る」との答えは7%にとどまった。
<08年春闘、前年実績未達の見通しが6割超> 続く...












