今週の相場は米重要指標に振られる展開、日銀総裁人事にも関心

2008年 02月 24日 18:13 JST
 

 [東京 22日 ロイター] 金融マーケットは短期筋が主導する形で動きの激しい展開が続いている。来週は米国で住宅関連や耐久財受注など重要な指標が発表されるため、内容次第では、引き続き上下に大きく振らされそうだ。

 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長は議会証言でインフレよりも景気刺激に軸足を置いた金融政策運営の方針を示すとみられるが、市場がどのように反応するか注目されている。長期金利の反応次第では波乱要因になる。国内でも数多くの指標が発表され材料視される可能性があるが、日銀総裁人事にも関心が強い。武藤敏郎日銀副総裁の昇格で決着するのか見極めたい、とのムードが広がっている。

 <マクロ関係>

●政府が日銀総裁人事案を提示へ、武藤氏昇格が有力

 3月19日に任期満了を迎える福井俊彦日銀総裁の後任人事について、政府は週内の早い段階にも与野党に候補者を提示する見通し。新総裁には武藤敏郎副総裁、副総裁2人のうち1人は元日銀理事の白川方明・京大教授が有力視されている。焦点は、財金分離の原則などを理由に武藤氏の昇格に難色を示す勢力がある民主党の対応。民主党では、政府からの内示後間もなく開催する方向の議員運営委員会における候補者の所信聴取を踏まえて同意・不同意を決定する方針だ。

●水野日銀審議委員が大分で講演・会見

 水野温氏日銀審議委員が28日に大分県金融経済懇談会に出席、講演と記者会見を行う。

水野委員は昨年7月から11月まで現状の金融市場調節方針に反対し利上げを提案していたが、昨年12月に好循環メカニズムが機能し続けるか点検を行う必要が生じたとして手を下ろした。ただ、ロイターが1月25日に行ったインタビューでは「日本経済がいわゆる踊り場と言われる状況を経て、再び緩やかな拡大を続けるがい然性が高まった場合には、持論である金利正常化の考え方に沿って、再び金融政策運営を考えていきたい」とも語っており、どのような景気認識を持っているかに注目が集まる。  続く...

 
 
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