サッポロHDが買収提案を拒否、今後はスティールの出方次第
[東京 26日 ロイター] サッポロホールディングス(2501.T: 株価, ニュース, レポート)は26日、取締役会を開き、米投資ファンドのスティール・パートナーズによる株式買付けは、株主全体の利益を著しく損なう恐れが大きいとして、買収提案に反対することを全員一致で決めた。現時点で買収防衛策発動については見送り、スティールの出方を見守る、との姿勢を示した。
村上隆男社長は会見で、買収提案反対の理由について、1)スティールは経営に真摯(し)に参加する意思がない、2)スティールは、支配株主として責任ある行動を取ろうとしていない、3)スティールは自らの利益を追求する存在として振舞う可能性がある―――という3点を挙げた。
取締役会では、スティールを乱用的買収者とは断じていないが「それ以前に、われわれの企業価値をき損する買収者かどうかに焦点を当てて考えてきた」と語った。
<買収防衛策発動は見送り>
スティールによる提案が、取締役会の賛同を得られることを条件としていることに加え、現時点では、大規模な買い付け行為が開始されていないことから、スティールに対する買収防衛策発動は見送った。3月28日に予定している株主総会での決議についても「今のところ、予定していない」と述べた。
今後、スティールが、株式公開買付け(TOB)に踏み切ったり、市場で株式を買い進めるなどの可能性が考えられる。敵対的TOBを実施した場合、買収防衛策を発動するかどうかに関し、村上社長は「仮定の中でどうするかは、コメントを控えたい」と述べるにとどめたが、そうした場合にはあらためて、買収防衛策発動などの対応を検討することになりそうだ。
村上社長は、今後について「スティールがどういう対応をするか見守りたい」と繰り返し述べ、ボールがスティール側に投げ返されたことを強調した。
第3者にスティールの保有株式を引き取ってもらうことなどで、スティールと交渉を行う可能性については「ホワイトナイトは、現時点では考えていない。そういうことを前提に交渉しようという考え方はない」とした。スティールとの協議自体は「拒絶する考えはない」と述べた。 続く...















