ロイター個人投資家調査:08年の消費は「昨年より減らす」が5割超、景気後退懸念で

2008年 02月 27日 13:21 JST
 

 [東京 27日 ロイター] ロイター個人投資家2月調査によると、国内外の景気先行き不透明感が強まっている中で、消費、投資、預貯金の割合を前年比で増やすか減らすかとの質問に対し、過半数が消費を「昨年よりも減らす」と回答した。

 項目別では「高額品」や「身の回り品」などが削減項目の上位に挙がった。投資と預貯金では「昨年と変わりなし」との回答が最も多かった。日本株への投資スタンスを示すロイター個人投資家DI(「強気」の割合から「弱気」の割合を引いて算出)はマイナス56となり、2006年1月から始まったこの調査で最低水準を更新した1月から小幅に改善した。金融商品別では、預貯金、国債への関心が調査開始以来最高となった。地域別では、新興国株への投資意欲の低下傾向が続いているが、先進国への投資意欲は下げ止まりの気配もうかがわれる。

 調査に回答したのは、ロイター.CO.JPの個人投資家向けメールマガジン購読者である全国の個人投資家1029人(男性92%、女性8%)。調査期間は2月12日─15日。回答者の年齢層は20代が6%、30代が20%、40代が23%、50代と60代がともに21%、70代以上が9%だった。

 調査期間中は、日経平均株価が1万3000円の大台を割る場面があったものの、1月の米小売売上高、日本の2007年10─12月期国内総生産(GDP)など、日米で市場予想を上回る統計が発表され、世界的な景気後退懸念がやや後退したことも加わって、次第に戻り歩調となった。ただ、サブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅融資)問題拡大への不安を背景に、神経質な値動きが続いた。外為市場ではドル/円が106円後半から108円半ばでの推移となった。

 <過半数が消費を「昨年より減らす」、高額品や身の回り品が上位>

 米国経済の減速や資源価格の上昇を背景に、国内景気の先行き不透明感が強まっていることを受けて、回答者に今年の消費、投資、預貯金の割合をどうするか聞いたところ、51%が消費を「昨年よりも減らす」と回答し、「昨年と変わりなし」(42%)がそれに次いだ。「昨年よりも増やす」との回答は7%にとどまり、消費に対する個人投資家の保守的な姿勢が明らかになった。

 消費を「昨年よりも減らす」と答えた回答者に具体例を聞いたところ、「高額品」が21%と最も多く、「身の回り品(洋服など含む)」(20%)、「食費(外食代含む)」(19%)、「趣味・娯楽」(19%)、「自動車関連」(10%)が続いた。一方で「自宅の改装・建て替えなど」、「IT関連」、「習い事・養育費」などは1ケタ台にとどまった。

 投資(株式、投信など)をどうする予定か質問したところ、「昨年と変わりなし」との回答が全体の36%と最も多かったが、それぞれの項目で30%台となりきっ抗している。 預貯金については、「昨年と変わりなし」との回答が47%とほぼ半数を占めた。        続く...

 
 
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