FRBは成長支援に向け必要に応じタイムリーに行動=バーナンキ議長

2008年 02月 28日 06:11 JST
 

 [ワシントン 27日 ロイター] バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長は27日、下院金融委員会で半期に一度の証言を行い、住宅・クレジット市場の低迷が景気の一段の減速につながらないことを確実にするため、FRBは必要に応じて行動すると述べた。

 議長は講演原稿で「成長への下方リスクは引き続き存在すると認識することが重要」と指摘。「(FRBは)経済見通しに関する最新の情報を慎重に評価し、成長支援ならびに下方リスクに対する適切な保険を提供するため、必要に応じてタイムリーに行動する」と語った。

 FRBは2007年9月中旬以降、フェデラルファンド(FF)金利を5.25%から3%まで引き下げており、金融市場では3月18日の連邦公開市場委員会(FOMC)で0.50%の追加利下げが決定されるとの観測が広がっている。議長は物価動向を引き続き注意深く監視する必要があると述べたものの、証言はFRBが一段の利下げに踏み切る用意があることを示唆する内容だった。

 エネルギーをはじめとする商品価格の下落とともにインフレは緩和する見通しだが、物価圧力が高止まりするリスクがあると述べた。

 インフレ抑制のために手段を講じるFRBの意欲が疑問視され始めれば、FRBの成長支援の能力が損なわれるとの見方を示した。

 「過去数週間の、エネルギーをはじめとする商品価格の一段の上昇は、消費者物価に関する最新のデータとともに、総合ならびにコアインフレ両方の見通しへの上向きリスクが前月に比べて若干拡大していることを示唆している」と述べた。

 「インフレ期待が抑制できなくなる、あるいはFRBのインフレ抑制信頼性が損なわれる傾向は、物価安定維持という責務を大いに複雑化し、将来的な成長へのマイナス要因に対応する上での(FRBの)柔軟性を制限する可能性がある」と語った。

 金利決定にあたっては、弱い成長、不安定な金融市場、物価圧力がもたらすリスクを考慮する必要があると述べた。  続く...

 
 
Photo
写真

2大政党制になったにもかかわらず「与党がだめなら野党に」という仕組みになっていない。それでも野党・自民党の復活を願う声はあるはずである。  ブログ