日銀総裁人事、国会運営に左右されてはならない=自民国対委員長
[東京 2日 ロイター] 自民党の大島理森国会対策委員長は2日午前、各党の国対委員長が出演したNHKの番組で、3月19日に任期満了を迎える福井俊彦日銀総裁の後任人事が国会運営をめぐる与野党対立で暗礁に乗り上げていることについて「政治や政局、国会の運営に左右される案件であってはならない」と強調した。
連立を組む公明党も漆原良夫国対委員長が「予算の審議・採決と同意人事は全く次元の違う話。きちっと別次元のこととして粛々と同意してもらいたい」とし、日銀総裁人事と国会運営は切り離して考えるべきと主張した。
これに対して民主党の山岡賢次国対委員長は「政治に左右されないというのは、その通り」としながら、自民党内から武藤敏郎副総裁(元財務次官)の昇格を推す声が出ているとし「政治介入そのものだ」と批判した。
与党が29日の衆院本会議で2008年度予算案と税制改正法案を強行採決したことで与野党間の対立が激化しており、小沢一郎民主党代表は1日、盛岡市で会見し、日銀総裁人事について「政府・与党に対する信頼関係が完全に失われた状況にある。総裁人事であれ、与野党間で冷静に話し合う状況でなくなった」と指摘。
また、同党幹部は1日、武藤敏郎・日銀副総裁の総裁昇格について、完全に受け入れられる状況ではなくなったと述べている。
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