日経平均反発、薄商いのなか先物の動きに振らされる展開

2008年 03月 4日 11:59 JST
 

 [東京 4日 ロイター] 午前の東京株式市場で日経平均は反発。薄商いのなか先物の動きに振らされる展開となった。序盤は円高一服などを好感し買い戻しが先行したが、景気減速や信用収縮への懸念も強く、上値は伸びきれずもみあいとなった。

 業種別では海運や商社、非鉄などが高い。

 前場の東証1部騰落数は、値上がり771銘柄に対して値下がり812銘柄、変わらずが141銘柄。

 前場の東証1部売買代金は1兆0725億円と薄商い。景気や信用問題の先行きに不透明感が強まる中で方向感に欠ける展開となり、先物の動きに振らされる格好となった。市場では「システム売買中心の相場になっている。一部参加者の出す大口注文で相場が大きく振れており、手を出しにくい。現在は要所要所で押し返す逆張りが全盛であり、1万3000円付近から1万4000円付近のボックス圏相場の形成を演出している」(国内先物ディーラー)との声が出ていた。

 注目の2月のISM製造業部門景気指数は48.3と1月の50.7から低下したがアナリスト予想の48.0は上回った。ドルが買い戻され円高進行が一服したことを好感し、朝方はショートカバーが先行したものの、伸びない上値を嫌気した売りが出て一時、マイナス圏に沈んだ。前引けにかけて再び断続的に先物に買いが入り値を戻すという荒い値動きとなった。 

 市場では「3日の米株市場でナスダックが軟調であり、かつ米インテル(INTC.O: 株価, 企業情報, レポート)が3日、第1・四半期の粗利益率見通しを引き下げたことで時間外取引でインテル株は2%下落。4日の米株が下落する可能性が高いということも上値の重さにつながっている」(新光証券シニアテクニカルアナリストの三浦豊氏)との声が出ていた。

 円高一服を背景にソニー(6758.T: 株価, ニュース, レポート)やキヤノン(7751.T: 株価, ニュース, レポート)など主力ハイテク株がしっかり。三菱商事(8058.T: 株価, ニュース, レポート)や商船三井(9104.T: 株価, ニュース, レポート)が買われた。金価格の上昇を背景に住友金属鉱山(5713.T: 株価, ニュース, レポート)が上昇。プラズマパネルの自社生産から撤退する方針と伝えられたパイオニア(6773.T: 株価, ニュース, レポート)は大幅高となった。

 一方、みずほフィナンシャルグループ(8411.T: 株価, ニュース, レポート)や三井住友フィナンシャルグループ(8316.T: 株価, ニュース, レポート)など大手銀行株の一角が軟調。

 (ロイター日本語ニュース 伊賀大記記者)

 
 
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