日経平均は反発、米景況感の改善や円高一服で買い戻し

2008年 03月 6日 11:55 JST
 

 [東京 6日 ロイター] 午前の東京株式市場で日経平均は反発。米景況感の改善や円高一服で買い戻しが入ったが、引き続き先物中心の取引で現物の商いは薄かった。個別では商社株や機械株など来期の業績期待の大きいセクターが人気となった。自動車やハイテクなど輸出株もしっかり。

 前場の東証1部騰落数は、値上がり1369銘柄に対して値下がり237銘柄、変わらずが96銘柄。

 2月米供給管理協会(ISM)非製造業総合指数は49.3となり、判断の分かれ目となる50を2カ月連続で割り込んだが前月(44.6)からは改善し、市場予想の47.0も上回った。「米景況感が若干改善したことと円高の一服でいったん買い戻しが入った」(国内証券)という。

 ただ、東証1部売買代金は9226億円と1兆円大台を下回る薄商い。日経平均は引けにかけて前日比で200円近くまで上昇したが「きょうも先物中心の取引で、裁定買いから現物も押し上げられているだけであり、中身は乏しい」(みずほインベスターズ証券・投資情報部長の稲泉雄朗氏)との声が出ていた。

 注目の金融保証会社(モノライン)アムバック・フィナンシャル・グループの資本増強策では失望感が強まっている。株式および出資証券を合わせて少なくとも15億ドル発行する計画だが、アナリストからは長期的には十分な規模ではないとの声が多い。東京市場では銀行株にも買い戻しが入ったが「腰の入ったものではない」(いちよし証券投資情報部チーフストラテジストの高橋正信氏)という。

 個別では、三菱商事(8058.T: 株価, ニュース, レポート)や丸紅(8002.T: 株価, ニュース, レポート)など大手商社株が商いを膨らませ上昇。「資源や環境などのテーマ性はもちろん、来期の増益期待も大きい」(準大手証券)との声が出ている。

 円高一服や米景況感の改善を背景にトヨタ自動車(7203.T: 株価, ニュース, レポート)やソニー(6758.T: 株価, ニュース, レポート)やキヤノン(7751.T: 株価, ニュース, レポート)など主力輸出株もしっかり。

 (ロイター日本語ニュース 伊賀大記記者)

 
 
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