日銀総裁の後任、武藤氏の同意は厳しい状況=鳩山民主幹事長

2008年 03月 10日 16:39 JST
 

 [東京 10日 ロイター] 民主党の鳩山由紀夫幹事長は10日、野党4党の幹事長会談後に会見し、福井俊彦日銀総裁の後任として武藤敏郎副総裁を昇格させる案に同意するのは厳しい状況との認識を示した。

 最終判断については「あすの聴聞会を聞いて決める」としながらも、野党幹事長会談では共産党・社会民主党・国民新党それぞれの政党で「武藤氏に賛成する政党はひとつもなかった」と述べ、武藤氏での同意について「厳しい状況ではないかと考える」と語った。

 鳩山幹事長によると、政府案に対して野党4党でできるだけ協力していくことも確認した。

 野党4党が既に武藤副総裁の昇格について反対姿勢を強めていることから、与党は事態打開のため衆参本会議での採決前に与野党幹事長会談を模索する動きが浮上している。しかし鳩山幹事長は「そのような話はきていない」として「(与野党幹事長会談に応じるかどうかに)答える必要はない」とはねつけた。

 また、同意人事採決の本会議開催日程については与野党間での調整が続いており、鳩山幹事長は「私どもとしては日銀総裁が空席になることは望ましくないと思っている。できるだけ早く判断を決め、賛成でない場合に次のステップに移れるような環境を作ることが大事だ」と述べあらためて12日開催の方向を主張した。

 亀井久興・国民新党幹事長によると、野党幹事長会談では、武藤氏の総裁昇格と伊藤隆敏東大教授の副総裁案に対して賛成の意見はなかった。日銀元理事の白川方明氏(京大教授)を副総裁に充てる案については意見は出なかったという。

(ロイター日本語ニュース 吉川 裕子)

 
 
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