アジア経済が直面する問題は過熱リスク─アジア開銀総裁=仏紙

2008年 03月 13日 09:01 JST
 

 [パリ 12日 ロイター] アジア開発銀行(ADB)の黒田東彦総裁は、仏紙ルモンドとのインタビューで、アジア経済が直面している主な問題は依然として景気過熱のリスクだ、との認識を示した。

 インタビューは12日付の紙面に掲載された。黒田総裁は、中国では住宅など一部のセクターで、過熱の兆候が見られると指摘した。

 総裁は、中国について、インフレが一般的な現象で、当局も認識していると述べた。インフレ対策としては物価抑制策などよりもマクロエコノミー的な手段が最適とし、為替レートの柔軟性向上と合わせ、より引き締め的な金融政策や緊縮型の財政政策を実施するということだと述べた。

 ユーロについては、国際通貨としての地位を確立したとした上で、ユーロ圏外の投資家によるユーロ建て資産取得を促した、と述べた。

 総裁は、為替相場の動きを予想するのは不可能だが、ユーロが極めて弱くなるとは予想しにくい、と述べる一方、ユーロ相場が現在と同じペースで上昇を続けると言っているわけではない、と付け加えた。

 
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