ドル全面安で12年ぶり100円割れ、対ユーロでも導入来安値更新
[東京 13日 ロイター] 13日夕方の外為市場でドル/円が一時99.77円まで下落。1995年11月以来、12年4カ月ぶりに100円を割り込んだ。
外為市場では、サブプライムモーゲージ(信用度の低い借り手向け住宅融資)問題を背景に、海外大手金融機関の経営悪化や米景気減速に対する懸念が高まり、ドルが幅広い通貨に対して売られている。ドルはこの日、ユーロやスイスフランに対して最安値を更新。主要6通貨に対するドルの値動きを示すドル指数も過去最低水準をつけた。
急速なドル安の進展に対し、みずほコーポレート銀行・国際為替部シニアマーケットエコノミストの福井真樹氏は「信用収縮と米景気の先行き不安に起因するドル安が続いている。ドル/円はパニック的な売りにさらされており、今月中に95円まで下落する可能性がある」と指摘している。
政府関係者からは100円割れのドル安/円高に対してけん制発言が相次いだ。福田康夫首相は13日夜、記者団に対し、為替市場で12年4カ月ぶりにドルが100円割れとなったことについて、為替は市場が決めるとしながら「あまり急にレートが変化することは好ましくない」とし、額賀福志郎財務相も「先般のG7(7カ国財務相・中央銀行総裁会議)の会合でも、過度な相場の変動は経済成長にとって望ましくないというのが各国の共通認識だったことは間違いない」と述べた。
一方、欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁も、13日発行されたフランスの雑誌「ルポワン」とのインタビューで、為替相場の無秩序な動きは望ましくないとの考えを示している。
(ロイター日本語ニュース 基太村真司記者)
© Thomson Reuters 2008 All rights reserved.


総裁選や代表選、問われる成長と停滞の岐路











