為替相場は過度な変動と懸念、米欧とよく連携=額賀財務相

2008年 03月 18日 10:05 JST
 

 [東京 18日 ロイター] 額賀福志郎財務相は18日午前の閣議後会見で、為替市場で急激なドル安/円高が進行していることに関し、現在の為替相場は過度な変動と懸念しており、米欧と連携を取って相場動向を注視したいと語った。

 政府が18日午前に新たな日銀総裁人事案を提示する方向になったことについて「衆参両院で大局観に立って判断し、日銀総裁の空白を作ることがないよう審議してもらうことが大事だ」との認識を示した。

 額賀財務相は、米国の信用不安の広がりを背景に為替市場でドル安が急速に進行していることについて「G7各国は、過度な相場変動は経済成長に望ましくないと認識しており、現状の為替相場は過度の動きと懸念している」と述べた上で「今後、米欧とよく連携を取り、相場動向を注視したい」と為替市場の動きをけん制した。 

 衆参で与野党勢力が逆転する「ねじれ国会」の中で、19日に任期切れとなる福井俊彦日銀総裁の後任人事が迷走しているが、政府は午前11時に新たな人事案を国会に提示する。

 額賀財務相は「国際経済・金融市場が不安定な中で、日銀総裁の空白は国際的な信用を失う。危機的状況に対応できる体制を作ってほしい」と日銀総裁空席は避けなければならないとの認識を示した。

 また、参院における08年度予算および税制改正法案の審議について「国際経済に下振れリスクがある中で、日本経済の回復軌道を維持するためには、予算の年度内成立が極めて大事だ」と年度内成立の重要性を強調した。

 (ロイター日本語ニュース 伊藤 純夫記者)

 
 
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