日経平均続伸、戻りの天井意識され上値では伸び悩み
[東京 21日 ロイター] 午前の東京株式市場では、日経平均が続伸。このところのリバウンド地合いに乗って、先物主導で一時は1万2400円台に乗せた。ただ、為替などで新たな材料が出なければ戻りの天井が近そうだとの見方から上値は限られた。
21日は飛び石連休の谷間にあたることに加え、グッドフライデーで欧米市場が休場となることもあって見送りムードが強まり、東証1部出来高は8億株に届かない超薄商いとなった。
前場の東証1部騰落数は、値上がり1252銘柄に対して値下がり379銘柄、変わらずが82銘柄となった。
ベアー・スターンズBSC.Nの身売りに至る過程で生じた金融システムリスクをにらんだ市場の動揺は、いったん落ち着きを取り戻しつつある。売り込まれたあとのリバウンドムードに乗って、日経平均は一時19日の戻り高値(1万2374円75銭)を上抜き、1万2400円台に乗せた。
ただ「新たな買い材料が出ないなかで、先物の買い戻しに主導されたリバウンドであれば、上値は1万2500円前後まで」(大手証券)との声が多く、リバウンド取りの参加者は上値に慎重になりつつある。週末要因やグッドフライデーといったスケジュールも見送りムードを強め、東証1部出来高は7億9556万株と超薄商い。
目先的にはリバウンドムードが強いとはいえ、サブプライム問題に解決の展望がみえたわけではない。日本株を支えてきたバリュエーション面での割安感も為替相場の急変で前提が狂いつつある。レバレッジを落としたい海外ファンドや期末にらみの国内機関投資家は腰の入った買いを入れにくく、買い戻し以外の買いは入りにくくなっているという。
企業が2009年3月期の見通しをたてる時期が近づいており、前提となる為替レートに注目が集まっているが、市場の見方は慎重だ。「円高進行を前提に保守的に大幅な減益見通しにするか、下方修正のリスクを背負って小幅な減益見通しにとどめるかという選択になる可能性がある。とりわけ上期は厳しい予想になりやすく、輸出企業などは2ケタ減益も視野に入りそうだ」(準大手証券)との声が聞かれた。
市場ではドルの下値不安を引きずりながらの展開が続きそうで、今後も戻り局面での頭を押さえるとみれている。逆にいえば「ドルが100円以上に定着できれば、株価も一段の上値が期待できる」(準大手証券)と期待する声も聞かれる。 続く...












