米経済の懸念払しょくされず、再びドル下値を模索する展開も=今週の外為市場
[東京 24日 ロイター] 今週の外為市場では、米国経済のリセッション(景気後退)懸念が払しょくされていないため、米経済指標をにらみながら再びドルの下値を探る展開になりそうだ。
ドル売りの流れが続いており、ポジションが落ち着けばドル売りが加速する可能性が指摘されている。ただ、年度末を控え短期投資家などは動きづらいとの見方から、狭いレンジ内でのもみあいになるとの予想もある。一方ユーロは、ドル安トレンドの再開を背景にユーロ/ドルが強含むとの見方が出ている。足元の経済の強さを見極める意味で、26日発表の3月独IFO業況指数などユーロ圏の経済指標が注目されそうだ。
予想レンジはドル/円が97―102円、ユーロ/ドルは1.53―1.56ドル
<米経済指標は引き続き弱含み、ドル/円は下値模索との見方>
24日から始まる週は、米リセッション懸念が広がるなか、引き続き米経済指標や株価動向をにらんだ展開になりそうだ。ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)のヘッドオブFXストラテジー、山本雅文氏は「ドルの上値の重さを確認しつつ、発表される経済指標を基に米景気の減速度合いを見極め、再び下値を探る展開になる」との見方を示す。
注目される指標は、2月米中古住宅販売(24日)、3月米消費者信頼感指数(25日)、2月米耐久財受注、2月米新築1戸建て住宅販売(26日)などだ。山本氏はドル/円の値動きについて、こうした指標をにらみながら「17日に付けた95円台をうかがう展開になる」と予想。95円台を下回る場合には、次のターゲットとして92円台が視野に入ってくるとの見方を示す。
一方、新光証券の通貨ストラテジスト、鈴木健吾氏は米連邦公開市場委員会(FOMC)や主要な金融機関の決算発表といった材料が出尽くしたほか、「東京では期末を控えており、短期筋が動きにくいので、上値、下値とも突き抜ける感じではない」と指摘。ドル/円は「上値で売り遅れた投資家の売り、下値では買い戻しが入りやすい」とし、前週に比べれば狭いレンジ内でもみあうとの見方を示している。
海外ではイースター休暇で休場となる市場もあり、週明けの取引の出足は鈍いとみられている。20日付の英フィナンシャル・タイムズは、英ヘッジファンドのエンデバーキャピタルが17日の東京円債市場で資産の4分の1に相当する損失を出した、と伝えた。市場では、こうした金融市場の不安を増幅させるような話題がくすぶっており、「目先の値動きは予想しづらい」(邦銀)との声が出ている。 続く...












