日経平均は続伸、材料不足で薄商い続く

2008年 03月 24日 11:49 JST
 

 [東京 24日 ロイター] 午前の東京株式市場で日経平均は続伸。前週末の米株市場が休場で、国内材料も乏しかったが、グローベックスの米株先物が上昇していることで思惑的な買いが入った。ただ前週末に続き薄商いで、東証1部売買代金は7495億円と1兆円に届かなかった。

 業種別では紙パルプや鉄鋼、ノンバンクなどが堅調だった一方、保険やハイテクの一角がさえなかった。

 前場の東証1部騰落数は、値上がり1120銘柄に対して値下がり479銘柄、変わらずが112銘柄となった。 

 グローベックスの米株先物上昇の背景に関しては「UBS(UBSN: 株価, 企業情報, レポート)の増資話や、UBSの日本株に関するリポート、バロンズのJPモルガン・チェース(JPM: 株価, 企業情報, レポート)によるベアー・スターンズ(BSC: 株価, 企業情報, レポート)の買収提示額引き上げ報道などいくつか出ているが、どれかひとつに定まっているわけではない」(準大手証券売買担当者)という。海外市場の休場が続き材料不足のなか、思惑的な買いが入ったが、上値を追う強さはなかった。

 前週後半の3日間で日経平均は700円弱上昇しており、戻り売りが出やすい状況になっていることも上値を押さえている要因のひとつだという。

 前週末21日は東証1部売買代金が2兆円を割り込み、半日取引の大発会を除けば実質的に今年最低を記録したが、きょう前場も薄商いが続いている。 

 みずほインベスターズ証券・投資情報部部長の石川照久氏は「欧米の中央銀行がモーゲージ担保証券(MBS)買い入れの可能性について協議しているとフィナンシャル・タイムズ紙が報じ、米連邦準備理事会(FRB)高官が否定したが、こういう話が出てくること自体が売り方にとって売りにくくさせているようだ。一方で不透明要因も多いため買いも乏しく、薄商いが続いている。グローベックスの米株先物が上昇しているために日本株もつられて上昇しているが、ひとつ材料が出れば上にも下にも行きやすい相場だ」と述べている。

 個別では、ソニー6758、キヤノン7751など大手ハイテク株はさえなかったが、トヨタ自動車7203など自動車株は堅調。メガバンク株はさえない場面もあったが、しっかりで前引けた。新日鉄5401やJFEホールディングス5411など鉄鋼株は高い。東証1部売買代金トップの三菱商事8058は下落。 

 (ロイター日本語ニュース 伊賀 大記)

 
 
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