米JPモルガン、ベアーへの買収提案額を1株約10ドルへ引き上げ

2008年 03月 25日 08:42 JST
 
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 [ニューヨーク 24日 ロイター] 米JPモルガン・チェース(JPM.N: 株価, 企業情報, レポート)は24日、ベアー・スターンズ(BSC.N: 株価, 企業情報, レポート)に対する株式による買収額を従来の1株当たり2ドルから約10ドルに引き上げると発表した。

 また、今回の修正案でJPモルガンはベアーの新規発行株9500万株(発行済み株式数の39.5%に相当)取得が可能になる。ベアーの取締役会は修正案を承認した。

 JPモルガンが16日に提示した1株当り2ドルの買収額は安すぎるとの見方が広がっていた。

 買収額引き上げ発表を受けてベアーの株価は急伸。米東部夏時間午後1時20分(日本時間25日午前2時20分)時点で、前営業日比約87%高の12ドル近辺で推移している。

 シークリフ・キャピタルのポートフォリオマネジャー、ジェームス・エルマン氏は「今回の引き上げで買収がまとまる確率が高くなる。ただ、1株当り10ドルでも不満な社員や株主は存在するだろう」と指摘した。「JPモルガンは非常に強い立場にあり、一方ベアーの立場は弱いことから、最終的にはJPモルガンが勝つ可能性が高い」と語った。

 JPモルガンのダイモン最高経営責任者(CEO)は声明で「修正案は全てにとって公平で、ベアー・スターンズの事業価値およびリスクを反映している。早期の買収完了を期待している」と述べた。

 新たな条件での株式交換比率は、ベアー普通株1株につきJPモルガン普通株0.21753株で、買収総額は約21億ドルとなる。

 従来の案ではベアー1株につきJPモルガン株0.05473株を割り当て、ベアーの価値を約2億3600万ドルとしていた。

 4月8日までの買収手続き完了を見込むという。

 JPモルガンはまた、退職金や訴訟コストおよび他の買収関連費用として60億ドルを引き当てていることを明らかにした。

 
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