今日の株式見通し=反発、米株高や円安を好感し買い戻し先行

2008年 03月 25日 08:20 JST
 

 [東京 25日 ロイター] 市場関係者によると、きょうの東京市場で日経平均は反発する見通し。JPモルガン・チェース(JPM.N: 株価, 企業情報, レポート)がベアー・スターンズBSC.Nへの買収提案額を引き上げたことや2月の中古住宅販売が予想外に増加したことなどを材料に米株が上昇、為替も円安方向に振れていることから輸出株や金融株を中心に買い戻しが先行するとみられている。きょうは3月期の配当など権利付き最終売買日となる。

 日経平均の予想レンジは1万2500─1万2750円。

 JPモルガンは、ベアーに対する株式による買収額を従来の1株当たり2ドルから約10ドルに引き上げると発表。24日の米株市場では金融株は底を打ったかも知れないとの期待感が広がった。買収額に不満を持つベアー株主との対立が長引き、買収が予定通りに進まないのではないかとの懸念が後退したという。また2月米中古住宅販売が2.9%増と7カ月ぶりに増加したことで住宅市場は最悪期を脱したかも知れないとの楽観的見方も広がった。

 市場では「金融不安台頭後は決算発表前に売られて発表後に買われるというパターンを繰り返している。過剰な悲観の揺り戻しだ。きょうの東京市場も米株高と円安を素直に好感して買い戻しが先行しそうだ」(国内投信)との声が出ている。

 きょう25日は3月期の配当など権利付き最終売買日となるが、その効果については「あすには権利落ちで株価は下がるのであり、あわててきょう買う向きがいるのかは疑問だ。配当を業務純益として計算できる生保のような機関投資家はともかく、個人投資家が土壇場で買うとは考えにくい」(国内証券ストラテジスト)との見方も出ていた。

 また為替は対ドルで100円台まで円安方向に戻しているが、ドル売りポジションがいったん解消されたとの見方もあり、場中に再び円高に進むようだと株価の上値を押さえる要因になるとみられている。

 (ロイター日本語ニュース 伊賀大記記者)

 
 

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