日経平均は反発、薄商いのなか仕掛け的買いで切り返し
[東京 28日 ロイター] 東京株式市場で日経平均は反発。前日比200円を超える上昇となった。前場は米株安などを嫌気して軟調だったが、後場仕掛け的な買いが先物に断続的に入ると急速に上げ幅を広げた。
東証1部売買代金は2兆0519億円と3日ぶりに2兆円を超えたが引き続き薄商い。期末を迎えて手控え気分は依然として強いままだ。
東証1部騰落数は値上がり1215銘柄に対し、値下がりは393銘柄。変わらずは108銘柄だった。
値動きの荒い展開となった。期末を迎え商いが極端に薄くなるなかで、「特定プレーヤーの大口売買が相場を左右する」(国内証券ディーラー)展開がきょうも続いた。前場、日経平均は軟調だったものの1万2500円を割り込むことなく推移、「底堅さを好感した買いが入り、前引けから後場にかけて先物に仕掛け的な買いが入った」(別の国内証券ディーリング部)という。市場では、取引税減税など政府支援策のうわさで中国株式市場の上海総合株価指数が急上昇したことが手掛かりになったとの指摘があったほかオイルマネーの買いではないかといったうわさも流れていた。
FRB(米連邦準備理事会)などによるベアー・スターンズ(BSC: 株価, 企業情報, レポート)救済策で、クレジット問題はいったん落ち着きを見せている。ただ米投資銀行の収益不安などがくすぶっており「来月の米金融機関の決算発表が過ぎるまではボラティリティの高い相場展開が続きそうだ」(外資系投信ストラテジスト)との声も多い。
個別では米景気への不安がある中でソニー6758、キヤノン7751などハイテク株は前場さえなかったが、後場は切り返し。メガバンク株もみずほフィナンシャルグループ8411などは後場プラス圏に浮上した。三菱商事8058や三井物産8031など商社株がしっかり。三菱地所8802など不動産株が後場高くなった。
(ロイター日本語ニュース 伊賀大記記者)
© Thomson Reuters 2009 All rights reserved.














