日経平均は大幅反落、薄商いのなか仕掛け的売りに振られる
[東京 31日 ロイター] 東京株式市場で日経平均は大幅反落。前週末のシカゴ日経平均先物にサヤ寄せする形で寄り付きから売り先行で始まった。期末最終日であるのに加えて、明日に日銀短観の発表を控えて様子見ムードが強まるなか、午後に入り急速に下げ幅を拡大。実需の買いが入らず商いが薄いところ、先物の仕掛け的な売りに大きく振れる展開となった。
大引けにかけてはやや戻したものの、前日比で300円近い下落幅となった。市場では「期待していたドレッシング買いが入らず、失望売りが出た。短期テクニカル的な過熱感もあったため、この程度の調整は仕方がない。新年度相場入り後にゲタが外れるよりはよい」(準大手証券情報担当者)との声があがった。
07年度の日経平均は前年度末比4762円11銭安となった。
東証1部売買代金は2兆1371億円と2営業日連続で2兆円を超えたものの、依然ボリューム不足。東証1部騰落数は値上がり305銘柄に対し、値下がりは1359銘柄。変わらずは53銘柄だった。
きょうの国内株式市場は、終日軟調な展開となった。前引け後に始まった香港をはじめアジア株が総じて軟調となったことも嫌気された。「明日の短観を控えて、きょう急いで買い注文を出す必要がない」(国内証券投資情報部)状況。「薄商いのなか一部の大口プレーヤーの売りに押された」(国内証券トレーダー)という。
ただ、下値を探る材料があるわけでもない。大和証券SMBCエクイティ・マーケティング部部長 高橋和宏氏は「日経平均は前週末までの戻りでテクニカル的に頭を押さえられる水準まできていたことから、この程度の下げなら不自然ではない。再び新安値をトライするような動きに入ったわけではない」(大和証券SMBCエクイティ・マーケティング部部長 高橋和宏氏)とみている。
個別では、ソニー(6758.T: 株価, ニュース, レポート)、キヤノン(7751.T: 株価, ニュース, レポート)などハイテク株やトヨタ自動車(7203.T: 株価, ニュース, レポート)
などの自動車株が売られた。みずほフィナンシャルグループ(8411.T: 株価, ニュース, レポート)などメガバンク株も下落。新日本製鉄(5401.T: 株価, ニュース, レポート)や住友金属鉱山(5713.T: 株価, ニュース, レポート)もさえない。ファーストリテイリング(9983.T: 株価, ニュース, レポート)はしっかり。
(ロイター日本語ニュース 石渡亜紀子記者)
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