日経平均は大幅反発、新年度入りに伴うマネー流入観測も
[東京 1日 ロイター] 午前の東京株式市場で日経平均は大幅反発。前日の米国株式が上昇したことなどから、買い先行で始まった。寄り前に発表された日銀短観3月調査は事前予測を下振れたものの、「悪材料に打たれ強くなってきた。下値がだんだん底堅くなってきた証拠」(明和証券 シニア・マーケットアナリスト 矢野正義氏)との声が聞かれた。
商いは依然薄く、前場の東証1部の売買代金は8674億円。短期筋の先物買いが相場を押し上げた形だが、新年度入りに伴う資金も入ってきているとの観測が出た。
値上がり1124銘柄に対して値下がり492銘柄、変わらずが97銘柄となった。業種別では精密機械や鉄鋼、保険、医薬品などが堅調。水産・農林、建設、食品、非鉄金属は下落した。
きょう午前の日経平均は小幅高でしばらく推移した後、上昇幅が拡大。10時過ぎに前日比で200円を超す上昇幅となった。市場では「前日先物を売り越した一部特定プレーヤーがきょうは買い戻しているようだ」(準大手証券売買担当者)との声があった。新年度運用資金の一部が割安株を中心に買いを入れているとの観測もあった。
SMBCフレンド証券・投資情報室次長の松野利彦氏によると、日銀短観を前にイベントドリブン型の債先買い/株先売りのオペレーションが活発化していたようだが「思ったほど短観に反応しなかったため、このポジションを解消する動きが出ているようだ」(松野氏)という。
個別銘柄では、ソニー(6758.T: 株価, ニュース, レポート)やキヤノン(7751.T: 株価, ニュース, レポート)などハイテク株が堅調。みずほフィナンシャルグループ(8411.T: 株価, ニュース, レポート)などメガバンク株もしっかり。トヨタ自動車(7203.T: 株価, ニュース, レポート)などの自動車株はまちまち。新日本製鉄(5401.T: 株価, ニュース, レポート)は買われた。住友金属鉱山(5713.T: 株価, ニュース, レポート)は軟調。ソフトバンク(9984.T: 株価, ニュース, レポート)も売られた。
(ロイター日本語ニュース 石渡亜紀子記者)
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