米経済は「実質的に停止状態」、欧州・新興国にも影響=IMFエコノミスト

2008年 04月 4日 09:35 JST
 

 [ワシントン 3日 ロイター] 国際通貨基金(IMF)のチーフエコノミスト、サイモン・ジョンソン氏は3日、記者団に対し、米経済は「実質的に停止状態」にあり、向こう数四半期にわたって低迷が続くとの認識を示した。ただ、リセッション(景気後退)という表現は使わなかった。

 同氏は「米政策当局の強い対応にもかかわらず、金融ひっ迫、エネルギー価格上昇、雇用市場の軟化、住宅市場の低迷といった要因が重なって、米経済は当面強く圧迫されるだろう」と発言。

 今年の欧州経済についても、米景気の落ち込みを受け、米国よりやや遅れて減速するとの見通しを示した。

 同氏はまた、金融市場ひっ迫の深刻化と長期化が世界経済にとって最大の脅威であるとし、米住宅およびクレジット市場の問題が悪化すれば米経済が一段と減速し、回復軌道の重しとなる可能性があると指摘。

 金融市場の混乱が新興国への資金の流れを減少させる恐れがあるほか、世界経済の減速で輸出が減少し、商品価格の下落につながる可能性もあると述べた。

 
 
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