急成長を遂げるインド、資源豊富なアフリカと接近

2008年 04月 4日 20:35 JST
 

 [カンパラ 3日 ロイター] 急速な経済成長を背景に、エネルギー資源を確保したいインドのアフリカ進出が本格化してきた。ボツワナの砂漠でダイヤモンドを探し回り、スーダンと石油契約を締結し、不安定な治安が続くコンゴ民主共和国に平和維持部隊を送るなど、資源豊富なアフリカでの影響力を強めるため、中国に追いつけ追い越せの積極策を展開している。

 今月8―9日には、インド・アフリカ首脳会談が初めてインドで開催される。

 アフリカ諸国は、インドを公共・民間の協力関係を通じて開発を後押ししてくれる重要パートナーととらえており、専門家からは、アフリカと長い通商関係を持つインドは少なくとも文化面で中国よりも有利な立場にあるとの声も聞かれる。

 インドとアフリカ大陸との関係の始まりは、インド人が旧英国植民地に労働力として移住し、アフリカ東部および南部に定住した数世代前にさかのぼる。現在でも西のセネガルから東のカンパラ(ウガンダ)、南はヨハネスブルクまで、サリを売る店やサモサを出す飲食店があり、インドの影響はアフリカ各地で容易に見て取れる。

 歴史的なつながりも強い。南アフリカでは、マハトマ・カンジーなどの影響を受け、大勢のインド人がアパルトヘイト(人種隔離)打倒を目指す反政府運動で黒人の側に立って戦った。

 世界銀行でアフリカ関連の経済アドバイザーを務めるハリー・G・ブロードマン氏は、ロイターの取材に対し「社会経済面の骨組みに浸透してきたインドは、短・中期的に中国に比べ、より持続性のある影響力を持つだろう」と指摘。「中国が抱えるような言葉や文化の壁はない」と語った。

 ただ、積年の不満が爆発寸前という状況の地域もあり、インドにとって全く懸念材料がないわけではない。ウガンダでは昨年、インド企業が砂糖園をつくるため森林を入手しようとした計画をめぐる穏やかな抗議デモが、カンパラのインド人コミュニティーに対する暴力行為に発展し、死者を出す騒ぎとなった例もある。

 <カネはどこに向かっているのか>  続く...

 
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