経産・財務、Jパワーへの英ファンド出資拡大に否定的判断=政府関係者

2008年 04月 5日 09:04 JST
 

  [東京 5日 ロイター] 英ファンド「ザ・チルドレンズ・インベストメント・ファンド(TCI)」が電源開発(Jパワー)(9513.T: 株価, ニュース, レポート)株式を20%まで買い増すことを政府に申請している問題で、経済産業、財務両省は、「公の秩序の維持を損なう恐れがある」として、否定的な判断を固めた。政府関係者が5日、明らかにした。

 政府は今月11日に、関税・外国為替等審議会の外資特別部会にこうした判断を諮問。同特別部会では、TCI関係者を呼び審議する。政府は、特別部会の意見を踏まえ、TCIの投資計画の変更や中止を勧告する方向だ。

 TCIは今年1月、Jパワー株の保有比率を現在の9.9%から20%に買い増しすることを政府に事前申請した。外資が安全保障や公共秩序に関連する約20業種に10%以上出資する場合は、外国為替法に基づく国の事前審査が必要。TCIの申請には経産、財務両省が審査に当たった。

 両省は、Jパワーが青森県で原子力発電所の建設計画を進めている点や、国内で重要な送電設備を持つことなどを踏まえ、TCIの関係者から意見を聞きながら、審査を進めてきた。この中で、両省は「電力の安定供給、原子力や送電設備への悪影響が出る懸念を払しょくできない」(政府関係者)との見方を強めた。

 
 
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