JFEがブラジルで高炉建設の事業化調査、年産500―600万トン規模
[東京 8日 ロイター] JFEホールディングス(5411.T: 株価, ニュース, レポート)は8日、韓国・東国製鋼とブラジル・ヴァーレ(VALE5.SA: 株価, 企業情報, レポート)(RIO.N: 株価, 企業情報, レポート)の協力を得て、ブラジルで高炉を建設するための事業化調査(フィージビリティスタディ)を実施すると発表した。
計画しているのは鉄鋼半製品であるスラブで年産500―600万トン規模。事業化が決まれば、JFEスチールが新設事業会社の過半数以上を取得し、主導権を握って進める方針だ。
事業化調査は、1年程度かけて行う。事業化が決定すれば、高炉建設に3年程度かかるため、2012年の稼動開始が見込まれる。投資額は決まっていないが、1トン当たり10万円程度で試算すれば、5000―6000億円規模になるという。
東国製鋼とヴァーレの2社は、既に年産250万トン規模の高炉建設プロジェクトの事業化調査を行っている。この計画とは別に、500―600万トン規模の事業化調査を進め、事業性が確認できれば、2社が行っている年産250万トンのプロジェクトの生産規模拡張し、同地区での事業を共同で推進する予定。
ブラジルでは、高炉建設構想が複数進んでおり、業界内では供給過剰の懸念を指摘する声もある。ただ、今回のプロジェクトは、スラブの供給先が北米の合弁先であるCSI(カリフォルニア・スチール・インダストリーズ)や東国製鋼が中心となっており、供給先の不安はない。
ブラジルは、世界有数の高品位鉄鉱石の産出国。新日本製鉄(5401.T: 株価, ニュース, レポート)も、ブラジル鉄鋼大手で持分法適用会社のウジミナス(USIM5.SA: 株価, 企業情報, レポート)と高炉の建設を計画している。
(ロイター日本語ニュース 清水 律子記者)
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