FRB当局者、米経済は極めて軟調との見方示す

2008年 04月 17日 10:35 JST
 

 [アラメダ(米カリフォルニア州) 16日 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)当局者2人は16日、米経済について、リセッション(景気後退)かどうかにかかわらず、極めて軟調だとの見解を示した。一方で、インフレが懸念材料だとした。

 米サンフランシスコ地区連銀のイエレン総裁は会合で、米経済見通しは「非常に不透明」で、よくても鈍い成長になるとの見方を示し、「米経済はほぼ失速しており、2008年上期には縮小する可能性がある」と述べた。その後記者団に「リセッションの可能性を排除しない」と語った。

 米フィラデルフィア地区連銀のプロッサー総裁は講演で、リセッションと呼ぶかどうかにかかわらず、経済は十分悪いと感じられるほど減速したと述べた。

 同総裁は講演後、記者団に、成長見通しは弱く、成長鈍化は雇用から生産に及ぶすべてに影響を与えると語った。

 また、FRBがこの日発表した地区連銀経済報告(ベージュブック)では、経済状況が全米の大部分で悪化し、同時に食品・燃料・原材料の物価が上昇していることが指摘された。

 同報告では、ボストン地区が小売業者にとって「リセッションが12月に始まったようだ」と述べ、ここ数年で初めて「リセッション」の表現が使われた。

 FRBのミシュキン理事は、金融市場の混乱が続くなか、小規模な企業の資金調達は、今後一層困難でコストがかかるものになるとの見方を示した。

 プロッサー総裁とイエレン総裁はそれぞれ、インフレへの懸念をあらためて示した。  続く...

 
 
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