ユーロ、世界の基軸通貨にはなり得ない=ジョージ・ソロス氏

2008年 04月 18日 09:33 JST
 

 [ブリュッセル 17日 ロイター] 著名投資家のジョージ・ソロス氏は、ユーロがドルに代わって世界の基軸通貨になることはないだろうと発言、ドルとユーロの二極体制は不安定だと述べた。

 ソロス氏は「ユーロがドルに代わる存在になるとは思わない。主要2通貨の二極体制は安定した体制とは言えない」と発言。

 「今は不安定な局面であり、不透明感が高まっている」と述べた。

 外為市場では、米景気後退懸念からユーロが対ドルで最高値を更新している。

 ソロス氏は、著書のプロモーションのため、ブリュッセルを訪れている。

 同氏は、市場の混乱はまだ続いており、投資家は当局の対応や市場の反応が明らかになるまで、資産を守る方法を考えたほうがよいと発言。

 今回の金融市場の混乱では、マネーサプライだけでなく、信用全体をコントロールすることの重要性を学んだとし、「他のバブルが崩壊しつつあるなかで、商品バブルは依然として膨らんでいる」と指摘した。

 同氏は、カウンタパーティリスクの透明性を高めるため、債務担保証券(CDO)などの複雑な証券化商品やスワップを取引所取引に移行することが、危機の解決策になるとの見方も示した。

 ヘッジファンドも他の市場関係者と同じく、規制されるべきであり、金融機関がヘッジファンドのレバレッジ量について情報を入手できるようにするべきだとも述べた。

 
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