フィッチが米シティを格下げ、S&P・ムーティーズも格下げの可能性
[ロンドン 18日 ロイター] フィッチ・レーティングスは18日、米銀最大手シティグループ(C.N: 株価, 企業情報, レポート)の格付けを1ノッチ引き下げ「AAマイナス」とした。第1・四半期決算で51億ドルの純損失を計上したことが理由。
格付け見通しは「ネガティブ」を維持した。米国の消費者向け信用状況が厳しいことに加え、債務担保証券(CDO)やレバレッジドローンなどリスクの高い分野へのエクスポージャーへの懸念が残っているため。
フィッチは声明で「格下げは第1・四半期の5億ドルの税引き後損失や、困難な金融見通しを反映した」と述べた。
スタンダード&プアーズ(S&P)は、シティの格付けを「AAマイナス」から引き下げる可能性があるとの見解を示した。ローンポートフォリオが一段と悪化すれば「さらなる問題」につながり、中期的な業績に悪影響を及ぼすと述べた。格下げの場合は1ノッチとなる可能性が高いとしている。
ムーディーズ・インベスターズ・サービスはシティの格付けを確認したが、投資銀行部門の費用が予想を上回ったことを理由にアウトルックを「ネガティブ」に変更した。
また、赤字が続き自己資本比率が一段と低下すれば、無担保優先債務格付けを現在の「Aa3」から引き下げる可能性があるとの見解を示した。
ムーディーズは、資本が引き続き高水準であることから格付けを確認したとし「30億ドル超の資本増強により、シティの資本状況は過去7カ月間に著しく改善した」と述べた。
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