米経済の先行き、悲観的な見方が拡大=全米企業エコノミスト協会
[ワシントン 21日 ロイター] 全米企業エコノミスト協会(NABE)の四半期調査によると、エコノミストの間で米経済の先行きに悲観的な見方が増えている。景気後退(リセッション)入りを予想するエコノミストも、前回調査から増加した。
調査は会員エコノミスト109人を対象に3月24日─4月8日に実施した。第1・四半期の実績や短期の見通しに「非常に悲観的な」見方が目立ったという。
米国建設業協会のチーフエコノミスト、ケン・サイモンソン氏は「第1・四半期は5年ぶりに、利益率が低下したとの回答が上昇したとの回答を上回った。会員企業の需要の伸びは、2001年の景気後退以降、最低となった」と指摘した。
調査では、回答者の約30%が2008年上半期の米国内総生産(GDP)がマイナス成長になると予想。他の大半の回答者も成長率を1%未満と予想している。
前回1月の調査では、マイナス成長を予想した回答者は全体の10%にとどまっていた。景気後退は2四半期連続のマイナス成長と定義されることが多い。
NABEによると、3カ月前よりも悲観的になったとの回答が全体の70%を占めた。
第1・四半期の原材料コストが上昇したとの回答は66%で、2004年以降で最高。市場の縮小と商品価格急騰で利益率が圧迫されたという。
新規採用に慎重な企業が多いことも明らかになった。今後6カ月で人員を増やすとの回答は全体の34%、減らすとの回答は23%だった。
景気減速で企業の値上げが難しくなっている現状も浮き彫りとなった。値上げを予想しているとの回答は34%で、1月調査の47%を下回った。
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