英RBS、バランスシート立て直しに2.4兆円の株主割当増資へ
[ロンドン 22日 ロイター] 英銀行大手のロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)(RBS.L: 株価, 企業情報, レポート)は22日、59億ポンドに上る可能性のある資産評価損をカバーし、バランスシートを立て直すため、120億ポンド(約2.4兆円)の株主割当増資を実施すると発表した。
RBSは、保険事業の一部もしくはすべてを売却する可能性があり、資産売却により年末までに40億ポンドのコア資本が増加すると明らかにした。
株主割当増資は、既存の18株に対して11株の新株を割り当てる形で実施する。割当価格は200ペンスで、時価を46%下回る水準。
フォックス・ピットの欧州トレーディング部門ヘッド、マーク・サリトリ氏は「十分なディスカウント幅だ。調達額も50億ポンドや60億ポンドでなく、投資家は多額の調達を行うことを歓迎するだろう。これでRBSは前進できる」と述べた。
RBSは、評価損がコア資本に与える影響は税引き後で43億ポンド、控引き前で59億ポンドになると推定している。
RBSをめぐっては数日前から資本増強の観測が出ていたため、株主割当増資や評価損について予想外の内容ではないと受け止められている。ただ、同社は今年初めに増資は必要ないと述べていたため、突然の状況変化となった。
RBSは、Tier1の自己資本比率を6%を上回る水準に維持する方針だと表明した。2007年末の比率は4.5%で、欧州の銀行で最低水準だった。
© Thomson Reuters 2009 All rights reserved.














