中国、最大10ギガワットの電力不足を予想
[北京 22日 ロイター] 中国国家電力監管委員会の王野平・副主席は22日会見し、今年の国内電力供給が最大10ギガワット不足する可能性があるとの見方を示した。同国南部では夏季の計画停電が必要になる見通しという。
中国では、発電会社が毎年発電所を建設しているが、石炭火力発電所では燃料コストが上昇、輸送体制面の問題も抱えている。
副主席によると、主要発電所の燃料在庫は、3月初旬の15日分から12日分に減少した。河北省、安徽省、重慶市では7日分以下まで減少しているという。
石炭価格は2月初旬に過去最高値を記録した。大雪の影響で交通網が混乱し、石炭供給が不足したことが背景。
その後は、冬季の暖房需要低下や炭坑の操業再開で価格は下落傾向にあるが、石炭情報サイトwww.cqcoal.comによると、前年同期の水準を依然として37%上回っている。
アナリストは、電力価格を値上げすれば、石炭供給増加・発電所への投資拡大・発電所の稼働率上昇につながると指摘している。
ただ、中国のインフレ率は過去10年余りで最高となっており、王野平・副主席は、電力価格の値上げについては、インフレへの影響などさまざまな点を考慮する必要があるとの認識を示している。
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