米国株式市場はほぼ横ばい、今年最大級のM&Aが下支え

2008年 04月 29日 09:50 JST
 

 [ニューヨーク 28日 ロイター] 米国株式市場は、ほぼ変わらず。今年最大級の企業買収が明らかとなり相場を下支えした。一方、同案件に関わった米著名投資家ウォーレン・バフェット氏は、米経済について、リセッション(景気後退)が長引く恐れがあると発言し、上値を抑える格好となった。

 ダウ工業株30種は20.11ドル(0.16%)安の1万2871.75ドル。

 ナスダック総合指数は1.47ポイント(0.06%)高の2424.40。

 S&P総合500種指数は1.47ポイント(0.11%)安の1396.37。

 米菓子大手マーズは、バフェット氏の投資会社バークシャー・ハザウェイ(BRKa.N: 株価, 企業情報, レポート)と共同で、世界最大のチューインガムメーカー、ウィリアム・リグレー・ジュニアWWY.Nを230億ドルで買収すると発表した。これにより世界最大の菓子メーカーが誕生する。リグレー株は23.2%高と急騰した。

 一方、バフェット氏はCNBCテレビで、米経済は多くの人が考えているよりも長期かつ深刻なリセッションに陥る恐れがあると述べた。

 WPスチュワート・アセットマネジメント(ニューヨーク)のジム・アワド会長は「マーズの買収が発表されていなければ、金融株の下落に伴い相場は落ち込んでいたところで、投資家は買収を歓迎すべき。クレジットが依然利用可能であることが明らかとなったが、バフェット氏がいなければ買収は実現しなかっただろう」と述べた。

 モルガン・スタンレー(MS.N: 株価, 企業情報, レポート)のアナリストは28日、信用収縮は始まったばかりだとして大手銀行の利益予想を下方修正し、金融株には戻り売りを出すよう推奨した。

 ソフトウエア大手マイクロソフト(MS)(MSFT.O: 株価, 企業情報, レポート)による米インターネット検索大手ヤフー(YHOO.O: 株価, 企業情報, レポート)への買収提案は、MSが受け入れ期限としていた26日を過ぎても新たな動きはみられなかった。MSは2.8%安、ヤフーは1.4%安。

 
 
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