新光証券、みずほ証券との合併にいささかの変化もない

2008年 04月 30日 12:50 JST
 

 [東京 30日 ロイター] 新光証券(8606.T: 株価, ニュース, レポート)の椛嶋文雄副社長は30日の決算会見で、延期を繰り返しているみずほ証券との合併について、合併の本質に関わる両社の意志に「いささかの変化もない」と述べた。

 新光証券はみずほ証券と今年合併する予定だったが、2009年5月7日への延期を決めた。みずほ証券の2008年3月期決算で当期損益が大幅な赤字となり、合併比率の見直しなどが必要となったためだ。

 椛嶋副社長は、予定通りの合併を目指し「ぎりぎりまで詰めたが、やはりここは難しいと両社間で結論に達した。しかし、みずほ証券が持っている本質的な価値と当社(新光)の融合という本質面ではいささかの変化もない」と語った。

 一方、新光証券が30日発表した08年3月期連結決算で、当期利益は前年同期比57%減の94億0400万円となった。証券各社では、トレーディング損益が大幅な赤字に転落したことが業績の足かせとなったが、新光証券ではトレーディング損益は前年同期比で21%増加していた。 

 これについて椛嶋副社長は「外債の販売そのものは順調だが、一定のポジションを使ってスプレッドを取りに行くところで、3月は(マーケットが)とんでもない動きになり、大きくやられた」とコメント。新光証券全体では、2月までの業績は「基本うまく行っていたが3月は単月ベースで約60億円の赤字だった」と語った。

 合併相手のみずほ証券は28日決算を発表し、08年3月期の連結当期損益は4186億円の赤字(前年同期は269億円の黒字)となった。サブプライム問題に端を発する信用収縮の影響で、保有する証券化商品の評価損失が拡大。債券のトレーディング損益が3971億円の赤字になったことが主因だった。

 業績悪化を受けてみすほ証券は、全従業員の15%にあたる300人を削減する計画を発表した。

(ロイターニュース 江本 恵美記者)

 
 

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