ドルは東京市場で一時105円回復、中南米通貨が強含み
[東京 2日 ロイター] ドル/円は午後4時前、一時2カ月ぶりの高値105円を回復した。午後3時の取引では、前日NY市場の午後5時時点から小幅高の104円後半で取引されていた。前日からドル買いが続いている。
市場の関心は、きょう発表される4月米雇用統計に向けられており、午後は小動きだった。一方、商品価格の上昇を背景に、ブラジルレアルやメキシコペソなど中南米通貨の足元での強含みが目立っている。
<ドル買い地合い継続>
きょう午後の取引では、東京市場が連休前の週末であることや米雇用統計の発表前で動きにくいため、小動きとなった。日経平均株価が300円程度上昇し、クロス円で円売りの地合いが続いた。円債市場で、国債先物6月限が前日比で1円下落する局面もあったが「金利を見て取引している感じではない」(資本筋)と指摘された。
ある証券関係者は、105円付近には「実需による置きっ放しの売りオーダーがあり、なかなか上昇しにくい」との見方を示していた。しかし、豪ドルが対米ドルで急落するなど、前日からの米ドル買いの地合いが続いており、ドル/円もそうした流れを受け継ぎ、一時105円を回復した。
通貨オプション市場のドル/円の予想変動率(インプライド・ボラティリティ)1カ月物は、前日とほぼ同水準の12%付近。ある市場筋は「以前に比べドル売り一辺倒ではなくなり、ボラティリティは横ばいながら落ち着きが見られる」としながらも「10%をなかなか割り込まない点から判断すると、円高に対して一定の警戒感はある」と指摘する。
<ブラジルレアルが高値圏を維持>
ブラジルレアルが高値圏を維持している。米格付け会社スタンダード&プアーズ(S&P)が4月30日、ブラジルのソブリン格付けを、投資適格級のBBBマイナスに1段階引き上げたことが背景。主要格付け会社が、ブラジルに投資適格級の格付けを付与したのは初めて。ある商社筋はきょう発表の米雇用統計次第としながらも、1999年に付けた1.65レアル付近まで上昇する可能性を指摘している。 続く...
















