日経平均は大幅続落、先物に仕掛け的な売りで一時300円安
[東京 9日 ロイター] 東京株式市場で日経平均は大幅続落。下落幅は一時、前日比300円を超えた。円高を嫌気した売りがきっかけとなったが、後場以降は先物に仕掛け的な売りが断続的に入り下げ幅を広げた。
現物にも週末を前にポジション調整的な売りが後場は目立ったという。ショートカバー相場にいったん終止符が打たれたとの見方が出ている。
自動車やハイテクなど輸出株のほか、不動産やノンバンクの下げがきつかった。
東証1部騰落数は値上がり236銘柄に対し、値下がりは1402銘柄。変わらずは82銘柄だった。
市場では「前日は柄の良くない小型株まで上昇していた。物色の最終局面という感じであり、ショートカバー相場はいったん幕が降りた感じだ」(準大手証券)との声が出ている。1ドル=103円まで進んだ円高を嫌気して自動車など輸出株に売りが出ていた前場時点では、トヨタ自動車(7203.T: 株価, ニュース, レポート)やみずほフィナンシャルグループ(8411.T: 株価, ニュース, レポート)が切り返すなど地合いの強さをみせていたが、後場以降は断続的な売りに下げ幅を拡大させていった。
一方、「週末でポジション調整売りが優勢だ。短期筋の先物売りも断続的に出てくるが、個別銘柄のリバランスは活発でムードが極端に悪化しているわけではない」(別の準大手証券エクイティ部)との声もある。欧米投資家のバスケット注文も主力株を中心に若干売りに傾いており、来週以降これまでみられたような国内年金やアジア勢からの買いが下値で入るかがポイントになるとみられている。
個別では、前場は底堅さもみせていたメガバンク株が後場崩れた。一方、トヨタは180円安で引けたが前場の安値を下回ることなく後場も推移した。ソニー(6758.T: 株価, ニュース, レポート)やキヤノン(7751.T: 株価, ニュース, レポート)など主力ハイテク株も軟調だった。
半面、岩崎電気(6924.T: 株価, ニュース, レポート)やアルプス電気(6770.T: 株価, ニュース, レポート)など今期見通しを好感され大きく上昇する銘柄もあった。
場中に決算発表があった武田薬品工業(4502.T: 株価, ニュース, レポート)は2009年3月期の減益予想幅の大きさに決算発表直後は売りが出たものの、その後は買い戻しが入り下げ渋った。
(ロイター日本語ニュース 伊賀 大記記者)
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