来週の東京株式市場は弱含み、行き過ぎた楽観論の修正局面へ
[東京 9日 ロイター] 来週の東京株式市場は、弱含みの展開となりそうだ。金融問題や景気の先行きに対する行き過ぎた楽観論が修正を迫られつつある。2009年3月期の低調な企業業績見通しはある程度織り込んだが、新たな成長ストーリーがみえてこない段階で、日経平均1万4000円以上の上値は追いにくい。
これまでの上昇ピッチが速かったこともあり、テクニカル面でも調整が入りやすいタイミングだ。
来週の日経平均株価の予想レンジは、1万3200円─1万4000円。
<金融不安や原油価格の動向次第では株価に下押し圧力>
世界的な信用不安は最悪期を脱したとの認識が広がっているものの、金融問題の終息まで織り込むのは時期尚早のようだ。米AIG(AIG.N: 株価, 企業情報, レポート)が8日発表した第1・四半期決算が過去最大の赤字となったことで、金融不安が再びくすぶり始めた。原油価格の上昇にも歯止めがかからず、景気、企業業績への悪影響が懸念されている。日経平均は大型連休明けの5月7日に1万4208円の高値を付けた後、調整色を強めている。
来週も株価の下押し圧力は続きそうだ。「極端な悲観は後退したものの、金融問題が片付いたわけではない。買い戻しの余熱で1万4000円台を付けたが、一段の上値を追うには売買高が少なすぎる。AIGのようなネガティブなニュースが続けば、ドル安/円高の懸念もくすぶり、日本株の上値を抑える」(三菱UFJ証券シニア投資ストラテジストの吉越昭二氏)との指摘が出ている。
国内の企業業績についても、2009年3月期の減益予想はある程度織り込んだが、9日午後に事前予想を下回る見通しを発表した三井化学(4183.T: 株価, ニュース, レポート)、住友化学(4005.T: 株価, ニュース, レポート)が大きく売られるなど業績悪に対する感度は高い。決算発表ピークの15日に向けて、企業側の業績予想に一喜一憂する相場が続くと予想される。
<パニック的な売りは通過、押し目は買いとの見方も> 続く...












