欧州株式市場は下落、弱い決算で銀行・保険が売られる

2008年 05月 10日 11:21 JST
 
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 [ロンドン 9日 ロイター] 欧州株式市場は下落。金融機関の弱い内容の決算が嫌気されたほか、原油価格が最高値を更新したことが相場を圧迫した。FTSEユーロファースト300種指数は18.20ポイント(1.34%)安の1342.68。

 DJユーロSTOXX50種指数は54.27ポイント(1.41%)安の3801.59。

 米銀最大手シティグループ(C.N: 株価, 企業情報, レポート)が大規模な資産売却を行う方針を明らかにしたことが金融株を圧迫した。

 欧州保険最大手の独アリアンツ(ALVG.DE: 株価, 企業情報, レポート)は、傘下のドレスナー銀行の第1・四半期が4億5300万ユーロの営業損失となったと発表した。また、金融市場が不透明だとしてドレスナーの明確な業績見通しを示すことは不可能だとした。

 8日には米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)(AIG.N: 株価, 企業情報, レポート)が第1・四半期決算を発表し、赤字額が過去最大となったことを明らかにしている。

 アクサ(AXAF.PA: 株価, 企業情報, レポート)は1.9%安、スイス再保険(RUKN.VX: 株価, 企業情報, レポート)は2.5%安、ロイヤル&サン・アライアンス(RSA.L: 株価, 企業情報, レポート)は3.1%安。アリアンツは1%安。一時2%安となった。

 金融以外では鉱山大手カザキミス(KAZ.L: 株価, 企業情報, レポート)の下げが目立ちが6.7%安となった。同業のユーラシアン・ナチュラル・リソーシズ(ENRC)(ENRC.L: 株価, 企業情報, レポート)による買収提案を拒否したことが嫌気された。

 グルーパマ・アセット・マネジメントの株式・信用調査部門代表、マリー・ピエール・ペイヨン氏は、シティが4000億ドルの資産を売却する方針を示したことについて「ここ何週間かクレジット問題は収まりつつあると投資家は感じていた。しかし、こうしたニュースは、嵐がまだ過ぎ去ってはいないという警鐘だ。シティは始まりに過ぎないかもしれない」と語った。

 DJSTOXX欧州銀行株指数は1.7%下落。個別銘柄ではソシエテ・ジェネラル(SOGN.PA: 株価, 企業情報, レポート)、BNPパリバ(BNPP.PA: 株価, 企業情報, レポート)、バークレイズ(BARC.L: 株価, 企業情報, レポート)が2─2.5%安となった。

 スペインの建設会社フェロビアル(FER.MC: 株価, 企業情報, レポート)は4%安。傘下の空港運営BAAが市場の状況を理由に、債務に関する交渉を数週間以内に再開できない可能性があることを明らかにした。

 
 
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