サイクロン被害のミャンマー、国民投票を実施
[ヤンゴン 10日 ロイター] サイクロンによる甚大な被害に見舞われているミャンマーで10日、新憲法の是非を問う国民投票が実施された。被災者150万人以上が食料や薬、避難場所の確保を待ちわびる同国で、本格的な投票が行われたのは旧政権での実施以来約20年ぶり。
軍事政権は国営テレビを通じ、女優らがにぎやかな音楽で陽気に「投票に行こう」と歌う映像を放送。1週間前に発生したサイクロンの被害が拡大する中、執拗(しつよう)に国民投票に焦点を合わせた格好となった。
救援者によると、ヤンゴン西部Myaung Myaでは飢えに苦しみ汚れた衣類を着た被災者1万人がおり、食料と避難場所が不足しているにも関わらず、その数は日に日に増加している。
住民らは、ミャンマー軍事政権が何の支援策もとっておらず、地域でも対応が出来ていないとしている。救援者はロイターに対し「(被災者が)900人いるのに、昼食はたった300食しかない。女性や子どもに優先的に与えているため、男性は何も食べていない」と語った。
ヤンゴンを含む、サイクロン被災地での投票は2週間延期された。
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