日経平均は反発、円安受けて後場に仕掛け買い

2008年 05月 12日 15:55 JST
 
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 [東京 12日 ロイター] 東京株式市場で日経平均は3日ぶりに反発。午前は円高・原油高と前週末の米株安を嫌気して売り先行となったが、午後、為替が円安基調に傾くと先物に大口の買いが断続的に入りプラス圏に転じた。

 25日線水準となる1万3500円が意識され「下値が底堅かったこともあり、上に仕掛けが入ったようだ」(国内証券ディーラー)との観測が出た。ただ、為替以外に特に買い材料は見当たらず、先物主導の上げとなった。

 業種別では食品や医薬品の上昇が目立った。鉄鋼や証券、非鉄金属、銀行、自動車はさえない。 

 東証1部騰落数は値上がり808銘柄に対し、値下がりは803銘柄。変わらずは106銘柄だった。

 きょうは、東証1部の売買代金が2兆0392億円と薄商い。「売買高を伴っていない。機関投資家などの大きなプレーヤーは決算発表一巡後に動くため、動向を見極めたい」(準大手証券」との声が上がっていた。「為替は東京時間で円安に振れ、欧米時間で円高になって戻ってくる傾向が強い」(国内証券ディーラー)との指摘もある。実需筋は目先の為替動向よりも、国内企業決算や今週発表の経済指標を見極めたいという姿勢に変わりはないようだ。

 一方、短期的な調整には一巡感が出ているとの見方が浮上している。三菱UFJ証券・投資情報部部長代理、山岸永幸氏は「日経平均が25日線を意識する水準まで下げたことで、テクニカルな下げの過熱感が一巡した」と述べた。 

 個別では、みずほフィナンシャルグループ8411などの大手銀行株が総じて軟調。トヨタ自動車7203などの自動車株も終日さえない動きとなった。

 為替が円安に振れたことをきっかけに、三洋電機6764が買われ、ソニー6758は堅調。キヤノン7751は前営業日比変わらずで引けた。

 12日付日経新聞朝刊で、2009年3月期の連結営業利益(米国会計基準)が前期推定比で実質増益見通しと報道されたNTT9432は終日しっかり。自社株買いの発表や市場予測を上回る業績見通しが好感された武田薬品工業4502も買われた。

 (ロイター日本語ニュース 石渡亜紀子記者)

 
 
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