今の物価水準で推移なら、利下げしなくて良いのでは=経団連会長

2008年 05月 12日 16:43 JST
 
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 [東京 12日 ロイター] 日本経団連の御手洗冨士夫会長(キヤノン(7751.T: 株価, ニュース, レポート)会長)は12日の記者会見で、利下げの必要性について「今は、日銀も利下げしないと言っている。今の物価水準で推移するなら、やらなくて良いのではないか」と述べた。

 日銀は、4月末に発表した経済・物価情勢の展望(展望リポート)で「物価安定の理解」の点検を行ったが、ゼロ―2%という水準を据え置いている。御手洗会長は「今、(物価は)その範囲に入っている。これからも、特に変わらない限り、この範囲内で政策金利を決めていくだろう」と述べた。

 白川方明日銀総裁が12日に都内で行った講演で、物価上昇下でも、交易条件悪化に伴う景気後退の場合には、利下げをすることが適当な場合もあると指摘したことを受け、利下げの必要性についての質問に答えた。

 発表が続いている企業の2009年3月期業績予想は、厳しい見通しが増えている。御手洗会長は「世界全体で景気が減速していることは事実。その中で、米国の景気がかなり悪くなっている」と指摘し、日本企業は円高/ドル安の影響などを受けていると分析した。その上で「残念ながら減益予想が増えるだろう。ただ、米国経済が景気刺激策で年後半に回復すれば、日本も世界も良くなる。秋ごろから回復に向かうことを期待している」と述べ、2010年3月期は業績が回復するとの期待感を示した。

 道路整備財源特例法案が13日に衆院で再可決される見通しになっているが「決して正常な姿ではない。議論を尽くして、結論を出していくのが王道」と述べ、ねじれ国会の下で、与野党が徹底して協議するルールを作るべきだと指摘した。

 
 
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