日経平均は大幅続伸、後場に買い戻し加速で上値伸ばす
[東京 13日 ロイター] 東京株式市場で日経平均は大幅続伸。終値で前日比200円を超す上昇となり、1万3900円台半ばで大引けた。円安を好感し、朝方からハイテクや輸出株を中心に幅広く買われた。
株価指数先物買い・債券先物売りの動きが観測されるなど先物主導の展開ながら、欧州勢やアジア勢など実需の買いも入ったという。12日に起きた中国・四川大地震の株式市場への影響が限定的とみられたことなどから、後場に買い戻しが加速。上昇幅を拡大した。
業種別では海運や非鉄金属、機械などが堅調だった。石油・石炭や鉄鋼はさえない。東証1部騰落数は値上がり1056銘柄に対し、値下がりは537銘柄。変わらずは123銘柄だった。
市場関係者によると、きょうは午前中に3000枚の先物売り予約が入っていた。「それをこなし後は特に大口の売りが出ず、堅調な展開となった」(国内証券)という。1万4000円の上値を意識する局面もあり、日経平均先物6月限は一時1万3990円まで上昇した。
「中国・四川大地震の大地震で慎重スタンスに傾き、朝方売りから入った投資家が、地震の影響が限定的と確認して慌てて買い戻しているようだ」(立花証券執行役員 平野憲一氏)との指摘も聞かれた。きょうの香港株はしっかり。ハンセン中国企業株指数(H株指数)もしっかりで推移している。上海総合株価指数は軟調ながら下値では下げ渋りの展開。
ただ、長期・新規マネーの流入本格化はみられず、先物主導の相場に変わりはないようだ。「現物の売買高が伴わず、後場は先物主導の上昇相場だ。現物もディーラーなどのモメンタム投資が中心」(欧州系証券)との声があがった。東証1部の売買代金は2兆3364億円だった。
個別では、ソニー(6758.T: 株価, ニュース, レポート)やキヤノン(7751.T: 株価, ニュース, レポート)などのハイテク株や、トヨタ自動車(7203.T: 株価, ニュース, レポート)などの自動車株が終日堅調だった。みずほフィナンシャルグループ(8411.T: 株価, ニュース, レポート)と三井住友フィナンシャルグループ(8316.T: 株価, ニュース, レポート)などの大手銀行株も買われた。
富士通(6702.T: 株価, ニュース, レポート)が値上り率上位に入った。同社株は12日に2009年3月期連結営業利益予想を前年比7.3%増の2200億円と発表し、好感された。きょう午後に発表した2009年3月期の連結営業利益予想が10%増となった日立(6501.T: 株価, ニュース, レポート)も、上値を伸ばした。
新日本石油(5001.T: 株価, ニュース, レポート)や新日本製鉄(5401.T: 株価, ニュース, レポート)は売られた。
(ロイター日本語ニュース 石渡亜紀子記者)
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