米株式市場はダウとS&P反落、原油高やFRB議長発言が圧迫
[ニューヨーク 13日 ロイター] 米国株式市場はダウとS&Pが反落。原油価格が過去最高値を更新したことでインフレ懸念が一段と高まった。バーナンキ連邦準備理事会(FRB)議長が、金融市場は依然として問題を抱えているとの認識を示したことも圧迫材料となった。
米原油先物は、イランが減産を検討していると表明したことを受けて、1バレル=127ドルに迫った。
バーナンキ議長は、FRBの流動性に対して金融機関からのおう盛な需要がみられることは、金融市場の状況が依然として正常から程遠いことを示していると述べた。これを受けて金融株が下落、S&P指数の下げを主導した。JPモルガン・チェース(JPM.N: 株価, 企業情報, レポート)は3.7%安となった。
オッペンハイマーのアナリストが、大手投資銀行の目標株価を引き下げたことも金融株を圧迫した。
ミラー・タバクの株式ストラテジスト、ピーター・ブックファー氏は「引き続き、金融株に注目しておかなければならない。金融株は3月の安値から市場が回復するのを支援した。今回の下落が、新たな調整の始まりなのか単なる利食い売りなのか見極めるため、注目する必要がある」との見方を示した。
ダウ工業株30種は44.13ドル(0.34%)安の1万2832.18ドル。
ナスダック総合指数は6.63ポイント(0.27%)高の2495.12。
S&P総合500種指数は0.54ポイント(0.04%)安の1403.04。
S&P金融指数は1.4%安となった。
原油価格の上昇を受けて、S&P小売株指数は0.2%下落した。
ネット検索大手ヤフー(YHOO.O: 株価, 企業情報, レポート)は5.2%急伸し、ナスダックの上昇を支援した。マイクロソフト(MSFT.O: 株価, 企業情報, レポート)との買収交渉が決裂したことを受け、米著名投資家のカール・アイカーン氏が、委任状争奪戦を検討しているとのニュースが材料となった。
アップル(AAPL.O: 株価, 企業情報, レポート)は1%高。
一方、ヒューレット・パッカード(HP)(HPQ.N: 株価, 企業情報, レポート)は5.3%急落し、S&Pとダウの下げを主導した。HPは、エレクトロニック・データ・システムズ(EDS)を126億ドルで買収することに合意した。一部のアナリストの間では、この買収について、HPが伸び悩む事業に高いプレミアムを支払おうとしているとの見方が出ている。EDSは1.1%上昇。
小売り大手ウォルマート・ストアーズ(WMT.N: 株価, 企業情報, レポート)は2.4%安。同社の第1・四半期決算は市場予想を上回ったものの、第2・四半期について、市場予想を下回る可能性があるとの見通しを示したことが嫌気された。
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