クレジット危機まだ終わっていない=米FRB議長

2008年 05月 14日 08:28 JST
 

 [ミッドランド(米テキサス州) 13日 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長は13日の講演で、クレジット危機はまだ終わっていないとの認識を示した。同日講演した複数のFRB当局者はインフレへの懸念を表明。金融市場では利下げ停止観測が強まった。

 議長は「現在の金融市場の状況は依然として正常からは程遠い」と発言。「最終的には、市場参加者自らが、金融ひっ迫の根本原因に対処する必要がある。こうしたプロセスには時間がかかる可能性がある」と述べた。

 この日はFRB当局者の講演が相次いだ。エネルギー価格の上昇が物価の上昇圧力を高めるとの発言が目立ち、市場では、FRBが追加利下げに消極的なのではないかとの見方が浮上した。

 一連の講演では、急激な景気減速は避けたいが、高まる物価圧力への対応も怠れないというFRBの抱える課題が浮き彫りになった。

 一連の発言を受け、米国債は急落。金利先物市場は年内の利上げ開始の可能性を織り込み始めた。株価も安値から戻した。

 ダラス地区連銀のフィッシャー総裁は、米経済が減速しても必ずしも商品価格は下落しないと発言。FRBが難しい政策運営を迫られていることを示唆した。

 バーナンキ議長同様、フィッシャー総裁も、金融市場の状況に一定の改善がみられるとしたうえで、金融セクターは「まだトンネルを抜け出していない」との認識を示した。

 クリーブランド地区連銀のピアナルト総裁は、物価指標のコア指数の上昇率は望ましい水準を上回っているが、FRBの金融政策は低インフレを実現できると発言。   続く...

 
 
Photo
写真

日経平均は1万円を割り込んで元気がないが、企業業績や輸出動向からみた日本経済は、予想外に底堅い。  ブログ