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再送:ソニーの08年度営業利益予想は2割増、ゲーム黒字化など寄与

2008年 05月 15日 06:46 JST
 
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  [東京 14日 ロイター] ソニー(6758.T: 株価, ニュース, レポート)は14日、2009年3月期の連結業績(米国会計基準)予想で、営業利益が前年比20.2%増の4500億円になる見通しと発表した。円高によるマイナス要因はあるが、課題だったゲーム事業とテレビ事業が黒字化する見込みで、営業増益の予想を示した。

 営業利益予想は、ロイターエスティメーツによる主要アナリスト17人の予測平均値4285億円を上回った。ゲームとテレビの黒字化のほか、前年度に日本株の下落の影響で大幅減益となったソニー生命保険など金融部門において08年度大幅増益を見込んでいることも寄与する。為替レートはドル/円JPY=100円前後(前年実績113円)、ユーロ/円EURJPY=158円前後(同160円)を想定。営業利益に対する円高のマイナス影響は米ドルで40億円、ユーロで70億円に上るため、09年3月期は円高により660億円分のマイナス影響が出る計算だ。

 <低コストの液晶パネル活用>

 液晶テレビの出荷台数は1700万台と前年実績(1060万台)比6割増を見込む。テレビ事業は08年3月期、価格下落の波を受け730億円の営業赤字だったが、大根田伸行執行役は会見で「09年3月期はテレビ事業の黒字化を見込む」と語った。主力の液晶テレビは、「コストダウンを進める。中位モデルやエントリー(低価格)モデルには(低コストの)標準パネルを使う」といった方策で黒字化を図る。ただ、円高の影響により、エレクトロニクス事業全体では減益を見込む。

 <ソフトと合わせプレステ3黒字化へ>

 一方、ゲーム事業は「プレイステーション3」のコスト削減やソフト強化する。プレステ3の販売は前年実績の924万台に対し09年3月期は1000万台を見込む。ゲーム市場で競合する任天堂7974.OSは、ゲーム機「Wii(ウィー)」の販売が前年度の1861万台から今年度2500万台へ伸びると予想しており、これと比較するとプレステ3の販売増のペースはかなり緩やか。大根田執行役は、「値段を下げて販売数を増やすよりは、ネットワーク関連サービス強化に向け投資したり、採算を重視する」と説明。プレステ3事業は、製造コストが販売価格を上回る逆ざやにより赤字となっていたが、09年3月期については「ハードは若干赤字が残るが、ソフトとハードを合わせて09年3月期は黒字化できると思う」と語った。

 09年3月期予想は、売上高が前年比1.4%増の9兆円、税引き前利益が同5.6%減の4400億円、当期利益が同21.5%減の2900億円。営業利益の増益予想に対し、税引き前利益が減益となるのは、昨年10月の金融子会社ソニーフィナンシャルホールディングス(8729.T: 株価, ニュース, レポート)上場に伴う持分法変動益810億円を前年度に計上したことの反動による。当期利益の減益は、携帯電話合弁会社、ソニー・エリクソンの成長鈍化や費用増加などが響く。

 配当方針は、特別配当(1株当たり10円)を含む中間配当30円、期末配当20円を合わせ年間50円を予定。08年3月期は年間配当25円で、普通配当は年15円の増配となる。    続く...

 
 

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 5月14日、ソニーは2009年3月期の連結業績予想で、営業利益が前年比20.2%増の4500億円になる見通しと発表。写真は昨年7月に撮影したソニー本社ビル(2008年 ロイター/Yuriko Nakao)
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