米経済は著しく減速、金融機関を一段と圧迫=ボストン地区連銀総裁
[ボストン 14日 ロイター] 米ボストン地区連銀のローゼングレン総裁は14日、米経済は著しく減速したとし、住宅価格下落や食品・エネルギー価格が上昇するなか、金融機関を一段と圧迫するとの認識を示した。
総裁は講演原稿で「雇用の減少や食品・エネルギー価格の根強い上昇、資産価格下落により、金融機関が直面する厳しい試練が、経済環境の悪化で今年さらに深刻化するリスクが高まっている」と述べた。
現在の経済減速と金融市場の混乱を招いた住宅価格の下落は全国的なもので、地域レベルではないと指摘。サブプライム(信用度の低い借り手向け)住宅ローンの証券化、組成、販売が、現在の状況を招く一因となったとの見方を示した。
前年以降の住宅市場の問題は、まず主に金融市場の流動性リスクへと波及し、その後長期間にわたり信用リスク懸念を強め、さらに景気懸念につながったと指摘。「第3段階へと進む中、焦点は景気リスク懸念、顕著に減速した経済に起因するリスクに移った」とし、金融市場の混乱は比較的落ち着いたマクロ経済状況の下で起こったが、状況は変わったとの認識を示した。
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