再送:みずほFGの09年3月当期利益予想は+79.9%

2008年 05月 16日 07:18 JST
 

  [東京 15日 ロイター] みずほフィナンシャルグループ(8411.T: 株価, ニュース, レポート)は15日、2009年3月期の連結当期利益が前年比79.9%増の5600億円になる見通しと発表した。前期に計上したサブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン)関連損失をほぼ見込まずに済むとした。ロイターエスティメーツによる主要アナリスト14人の予測平均5971億円を下回った。

 傘下のみずほ証券の業績の回復を前提に、09年3月期の連結業務純益も前年比約76%増の9000億円と大幅増益を見込む。一方、傘下銀行合算の実質業務純益は同8.3%減の7900億円と想定し、銀行業務自体の見通しは保守的に見積もった。みずほ銀行を中心にリテール部門での収益増や、海外貸出による収益増を見込むものの、債券トレーディングなどの市場関連収益の減少が響く。前期は市場関連収益が業務純益の36%を占める好調だったが、前田社長は「09年3月期は市場関連収益は減収を見込んでいる」と説明した。

 また、与信関係費用を前期の830億円から1200億円に引き上げた。「景気減速でクレジットコストが増加傾向にある」(前田社長)とした。

 <08年3月期のサブプラ関連損失は6450億円に拡大、09年3月期に追加損失の可能性も>

 08年3月期にグループ全体で計上したサブプライム関連損失は6450億円となり、4月に公表した損失見通し5650億円からさらに拡大。傘下のみずほ証券の損失4000億円に加え、みずほコーポレート銀行(CB)が保有する証券化商品などの損失がふくらんだ。みずほCBは保有するみずほ証券株式の減損処理に見舞われ、887億円の当期赤字に転落。CBが赤字になるのは、03年3月期以来5年ぶりとなる。

 前田社長は損失拡大について「(証券化商品は昨年11月以降)値段も付かずに指数だけが下がり、売るに売れなかった。(損失が拡大すると)分かった時にはもう手が出せなかった」と説明し、クレジット市場の崩壊のスピードが速かったと説明した。

 09年3月期の損失見通しについて、ピークは超えたとしながらも「上期は影響が残る」と述べ、追加損失の発生の可能性を否定しなかった。08年3月末時点のグループ全体の外貨建て証券化商品の残高は時価ベースで約1兆円程度。このうち、多額の損失を出したみずほ証券の保有分は1000億円。みずほCBでも、リスクが増えているとされる買収資金の貸出にかかわるローン約7500億円(時価)などを保有している。

 <みずほCBのビジネスモデルに変更なし>  続く...

 
 
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