来週は日経平均1万4000円の値固め、上値は限度も
[東京 16日 ロイター] 来週の東京株式市場は、日経平均で1万4000円付近を固める動きになると予想されている。決算発表がほぼ一巡して2009年3月期の減益予想をすでに織り込み、センチメントが落ち着いていることから下値不安は乏しい。
一方、これまでの上昇で株価の戻り一巡感も強まっており、ここからの上値には限度がありそうだとみる声が多い。
来週の日経平均株価の予想レンジは、1万3800円─1万4500円。
<日経平均1万4000円の値固め、一部で悲観論修正の動き>
日経平均は16日に3月17日安値からの戻り高値を更新。株価は2009年3月期の減益予想をすでに織り込んでおり、一部ではいったん織り込んだ悲観論を修正する動きも出ている。
製品価格の値上げで合意したと伝えられた新日鉄(5401.T: 株価, ニュース, レポート)は、原料高による不透明感が払しょくされて戻り高値を更新。サブプライム(信用度の低い借り手向け住宅融資)問題の業績への影響が懸念されていたみずほフィナンシャルグループ(8411.T: 株価, ニュース, レポート)も、決算発表を受けて安心感が広がり、銀行株全体のアク抜けにもつながった。「このところ地合いの強いドルが対円で105円を明確に抜けることができれば、為替面から業績予想の上方修正期待が出てくる」(投信)との声も聞かれ、株価の下値不安は後退している。
サブプライム問題の震源地である米国についても「景気は4─6月期で底を打つとの期待が強まっており、株価が底堅くなってきている。事業会社主導ながらM&Aの動きも出てくるなど、金融市場もやや動意付いてきた」(日興コーディアル証券・シニアストラテジスト、河田剛氏)との見方が出ており、日経平均は当面、落ち着いた動きになりそうだ。「1万4000円台を固める動きになるのではないか」(大和証券SMBCグローバル・プロダクト企画部上席課長代理、西村由美氏)という。
<新たな買い材料は乏しい、上値余地には限度> 続く...












