海外勢主導で大きく振れた株・円債、方向感つかめぬ国内勢
[東京 16日 ロイター] 週末16日の東京市場は、株式市場と円債市場が大きく上下に振れる展開となった。いずれも海外勢の仕掛けが主導とみられており、ファンダメンタルズを見ながら取引することが多い国内勢にとっては、方向感がつかめない展開となったようだ。
特に円債市場では、国債先物の価格が大きく上下し、今年度が始まって2カ月足らずの間に国内勢の損失はかなり膨らんでいるとの思惑も出ている。
<売り買いともにCTAの仕掛けとの声>
株式市場では日経平均が上下に波打った。米国株高や1─3月期実質国内総生産(GDP)が事前予想を上回ったことなどを受け、午前の取引では主力銘柄中心に買いが先行。欧州勢が銀行、海運などにバスケット買いを入れたとの観測も出て、一時は1万4400円に接近する場面もあった。
しかし、「複数の短期テクニカル指標が過熱圏に入ったことで、投機筋から先物と現物のプログラム売りが出て、一気に上昇幅が縮小した。週末でポジション調整の売りも出た」(銀行系証券)とみられている。
複数の市場筋によると、午前の取引では、一部のCTA(商品投資顧問業者)が株先売り/債先買いの取引を仕掛け、この取引をきっかけに日経平均は上値から急速に下げ始め、1万4200円台に逆戻りした。
午後は一転して株先買い/債先売りのまとまった注文が出て、日経平均が持ち直す場面もあった。市場では「午後の株と債券をリンクさせた取引も、海外勢から出たようだ」(国内証券)との声が聞かれたが、結局、前日比マイナスで取引を終えた。
<強いGDPに反応薄> 続く...
















